時を超えてふるさとを語る
祭り・文化財

遠い歴史を持つ富士山と湖。 多くの人々が この山と湖にひかれ、集い、あがめ、そして、生活してきた。 その証しが祭りや文化財として、今に伝えられている。 耳を澄ますと、その人々の知恵や誇りや命の歌が聞こえてくるような気がする。

祭 り
◆本栖湖の夏は神湖祭で最高潮
8月3日に行われる夏祭りです。 花火にきらめく夜の湖、湖畔の特設ステージでは歌謡ショーや花火大会などイベントがいっぱい。
◆精進湖は涼湖祭でエキサイティング
毎年8月4日のお楽しみが、この祭り。 花火大会や歌のステージをはじめ、ボート供養のような珍しい行事も楽しめます。 釣りで賑わう精進湖ならではですね。
◆若者が主役・公家行列<本栖>
武田時代に、当地で駿河国境の警護を担当していた渡辺囚獄佑(わたなべ・ひとやのすけ)という人が、地域の若者たちの士気を高めて奮い立たせようと始めた行事だと言われています。 約300年の伝統を誇るこの行列は、本栖湖地区の山神社からスタート。 村人が総出で参加します。5月17日。
◆歴史絵巻の如く・大名行列<精進>
1,617年、幕府五街道のうち甲州街道についで中道往還が造られました。 以来、継承されてきたこの行列は、五穀豊穣と水難よけを祈願するもの。 諏訪神社御幸祭に繰り出します。
公家行列

文 化 財
●時代の名残・本栖千軒
1,000年以上も前から、甲斐の古道に発展した本栖の宿場、「本栖千軒」。 この古道は、源平の富士川の合戦の際、武田信義らの甲斐源氏一族も利用したといわれています。 そもそも、本栖という地名は人々の生活の根拠地の意味があり、往還の宿場として栄えていた歴史を物語ります。 夏でも涼しいので、生鮮魚介類を運ぶ「魚みち」として明治以降まで賑わいました。
●国の天然記念物・精進の大杉
精進湖畔から歩いて5分、諏訪神社の入口にそびえる別名「千年杉」。 諏訪神社社殿の正面南側の位置でもあり、御神木とされ高さ45m、根回り13.6mくらい。 県下で一番の大きさです。
精進の大杉
●県指定文化財・永泰寺釈迦如来像
古関地区にある永泰寺のこの如来像は、鎌倉時代の彫刻です。 やや長めのご面相で、口元に朱、頭髪に白、衣に金の繊細な彩りがされています。
●史跡も自然もいっぱい・山梨の歴史文化公園「上九一色」
古道「中道往還」と、その道筋に残された千木をのせたカヤ屋根の本栖千軒、城山城跡、信玄築石、石塁、古い絵画や彫刻を残す寺院と神社。 それに加えて、富士山原生林、精進と本栖の2つの湖。 そしてこの地の景観にひかれて訪れた著名な歌人の歌碑。 貴重な史跡、文化財と、富士山麓の大自然が同時に親しめる最適な公園です。

歌人と湖
精進湖を詠む
●車より 船にうつりて 樹海をば ただ今離れて 精進湖に来る
●富士にある 雲のひかりと赤松の 精進の山の 相てらす晝
●松かげの 白きホテルの 窓ごとに ありて美くし 富士と湖
●しずまりかへりし 秋の山のまに 精進の湖は こもりつつあり

本栖湖を詠む
●本栖の湖 地にしたたりし 大空の 藍の匂ひの かんばしきかな
●空破れ 富士燃ゆるとも 本栖湖の 青犯されず 静かならまし
●たのしみを 内に求めて静かなる 心のごとき 本栖湖の水
●青木繁む 富士の裾原風乱り 行きはしる 雲の絶ゆるまもなし

与謝野 晶子
与謝野 晶子
与謝野 晶子
斎藤 茂吉


与謝野 晶子
与謝野 晶子
与謝野 晶子
北原 白秋


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